キャリアの下克上を狙う方々へ

3流大卒、新卒大手人材系(人材紹介業)へ就職してから、戦略的にキャリア・スキルアップし、超大手安定IT企業への転職を果たした筆者の実体験をご紹介しています

【熟考を推奨】キャリアを創ることの大切さ

こんにちは。ASです。

 

<きゃりあ>

私がエージェント時代に学んだスタンスの中で一番重要だと思って

いることは「キャリアは創ること(基本的には自分で)」です。

 

この重要性は、本ブログでは「戦略性を持って」という文脈で語られて

いるので、詳細は他のエントリーをご参照ください。

 

では、なぜ私がこのスタンスを知り、重要というカテゴリで腹に落としたか、

体験談をご紹介したいと思います。

 

私は、人材業界では、以下2つの業種を経験しました。

①人材紹介事業におけるキャリアアドバイザー

②再就職支援事業における求人担当(営業)

 

2つの経験を通じて得たことは、言葉を選ばずに端的に申し上げれば、

「この世の中では、キャリアには”価値”という概念が明確に存在する」

ということです。「職業に貴賎無し」という言葉の裏返しにも近いかも

しれません、正しくは「職業に優劣無し」の裏返しですね。

 

その上で、本当に多くの方のキャリアに触れる機会をいただいたことと、

自分の実体験も踏まえると、キャリアは(基本的には自分で)創り上げる

ことができると考えています。

もちろん、どうしようもない事情もあります。人生にはある程度の長さの

時間軸があるので、そんな時期もあります。私にもありました。

ただ、基本的には、自分で考え、行動することで、ある程度は創り上げられる

と思っています。

 

なぜそう思うのか、根拠はあるのか、ということは、他のエントリーをお読み

ください。それこそが本ブログの主題です。

 

前置きが長くなりすいません。では、以下に体験談をご紹介します。

 

①人材紹介事業におけるキャリアアドバイザー

数年のキャリアアドバイザーの経験で多くお会いしたのは、営業職の方と、

管理部門(人事や経理など)の方でした。両職種のキャリアには特徴があるので、

分けて紹介していきます。

 

a)営業職

・営業職は、売っているものの性質(有形/無形など)、売る相手(企業規模、

 新規/既存など)、売り方(個人戦/チーム戦など)といった要素に分解できます。

 併せて、会社のライフラインである売り上げを担う職種ですから、活躍の

 ために「インセンティブ」を設けている企業も多くあります。

・上記のように要素が多い営業職の転職においては「これまで何を経験してきたか?」

 が採用企業側の視点・基準になります。裏返すと、営業職が転職をする際には、

 「次に何を経験できるか?」「その先にどこに居たいか?」をしっかりと

 考える必要があるということです。

・キャリアアドバイザーという立場だから当たり前なのですが、営業職として

 転職を(時にはキャリアアップを強く志向して)望まれる方のほとんどが、

 要素分解および少し先を見据えた計画的な獲得という視点にアドバイス

 必要だなと思いました。だからこそキャリアアドバイザーという職種の意義

 があるのですが。

・そして、希望として多かったのが「今は有形物を扱っているから、次はBtoB

 のサービスを”扱ってみたい”」「相対的に落ち着いているから個人ではなく

 法人営業を”やってみたい”」という「〇〇してみたい」という切り口です。

 これは、足元のキャリア(というより仕事をしている時間)に主眼が置かれて

 おり、到達点を意識していない転職になってしまいます。

・このように「要素分解→転職により得られる要素の取捨選択」をすることが

 いかに重要かを「職種」の切り口から学ばせていただきました。

・ちなみに、営業職を突き詰めていくと、どのような要素の組み合わせであれ

 求められる本質は同じだとも思いました。それは「お客様のニーズをきっちり

 把握し、それに応じた商品を提供すること」です。手垢が付きすぎて真っ黒に

 なっている言葉かもしれませんが、だからこそ本質と言えるのかもしれません。

 本ブログの趣旨からは外れるので言及は避けますが、もしご興味のある方が

 いらっしゃったらコメントをください。凄腕営業マンの方にも多々お会いさせて

 いただき、いろいろなエピソードを教えてもらいましたので、差支えのない

 範囲で汎化してご紹介したいと思います。 

 

b) 管理部門

・管理部門は、人事、経理、総務(何でも屋に近い場合は除外)、法務などが

 挙げられますが、いずれも「どの会社でも仕事は大きく変わらない」という

 大きな特徴があります。つまり、ざっくりと言えば、転職の基準は「どの会社

 で働くか」です。同じ仕事をしている方でも、所属する業界・会社によって

 年収が100万円単位で異なるということはザラです。

・つまり、管理部門のキャリアを持つ方は「業界・企業」を選ぶことが非常に

 重要になるということです。ある意味「キャリアを創る」という要素は薄い

 かもしれませんね。

・私の担当させていただいた方も、ほとんどと言っていいくらいの割合の方が、

 同職種での転職をされています。その分、企業選びには非常に慎重でした。

 内定を得られた企業の内情までを教えてほしい、というご要望も何度も受け

 ました(もちろんあるだけの手段を講じて情報をお伝えしています)。

 一方で、「面接で感じた雰囲気」で選ぶのは少々危険です。あくまで面接官

 は「採用面での営業担当」ですので、良い雰囲気になるのは当たり前とまで

 は行かずとも、普通、ではあります。実際に、在る情報よりも優先して判断

 基準として据えてしまった方は、結果として転職前と変わらないというケース

 もままありました。

・このように、職種に応じてキャリアの積み方のポイントは異なりますが、その

 見極めが上手くないケースも多く、特に「業界・企業」の切り口で熟考する

 重要さを学ばせていただきました。

 

 

 ②再就職支援事業における求人担当(営業)

ちょっと長くなってしまったのと、おそらくこの項目だけでかなりの話題が

あるので、別エントリーとさせてください。完成し次第以下にリンク貼ります。

 

 

以上です。