転職回数は関係無いです(元”中の人”の意見)
こんにちは。ASです。
転職活動には、噂がつきものです。
・転職は35歳まで
・1社に3年はいないと職歴にならない
・転職回数は20代は1回、30代以降は2回まで
これ、全部ウソです。いや、正確には、事象のほんの一部分を
切り取って、大きく大きく悪意を持って膨らませたもの、ですね。
今回は、キャリアアドバイザーの目線から見た「転職回数」について
考えていきたいと思います。
<回数自体に意味は無い>
「転職回数が多いと良くない」と巷では言われていますが、では
なぜ良くないのでしょう?
、、、といって負の面ばかりが挙げつらっても何の生産性もないので、
「転職回数が多いことによるメリット/デメリット」を挙げてみましょう。
①メリット
a)環境を変えるという大きな判断ができる
b)環境が変わっても適応することができる
c)複数の環境で同じ仕事の成果を出すことができる(同職種転職)
d)経験している仕事の幅が広い(異職種転職)
e)様々な人間関係の中での仕事を経験している
②デメリット
a)移り気、飽きっぽい
b)辛いこと、嫌なことがあって辞めてしまった忍耐力の低さ
c)一定期間の経験を積んでいないため能力が未熟
それぞれ、挙げるとまだまだ出てきますが、粒度を問わなければ
こんな感じかと思います。
メリット/デメリットの数は大した問題ではありません。
問題は各項目の「性質」です。具体的には、以下のような違いがあります。
①メリット
→仕事の幅や能力、適応力など、いわゆる「スキル面」が多い
②デメリット
→要は「気合が足りない」のような、「性格面」が多い
<転職・キャリアは「ストーリー」が重要>
つまり、セオリー通り、デメリットを抑えつつ、メリットを強調すれば、
転職回数が多いことは不利にならず、むしろ好意的に捉えられます。
実際、私が担当させてもらった転職希望者の方にも、一般的に転職回数が
多いと言われる数の方は結構いらっしゃいましたが、上記方法でなんら
問題なく良い転職先を見つけていました。
では、どのような対策を取るべきでしょうか。
それは、「ストーリー性」です。
具体的には、以下の要素が必要です。
a)転職は「メリットを高めるため」
b)そのため、「デメリット」は私に値しない
おそらく、どのようなキャリアでも、ある程度のストーリー性を出すこと
は可能です。それは私の数百人にお会いした経験から、ある程度は断言
しても良いと思います。
ただ、そのためには、ある程度の経験と能力が必要です。だからこそ、
私は転職エージェントへの登録をおススメしています(できれば複数)。
(反語ばかりで恐縮ですが)ただ、すべてのキャリアアドバイザーがそれを
できるかというと、残念ながらそうではないです。中の人時代の目線からも、
自身の転職の際に手伝ってもらったキャリアアドバイザーの方を見ても、
そう思います。
皆さまが良きキャリアアドバイザーに出会えることを心より祈念しています。
以下をご参考ください。
※以下エントリーの最後のほうにおススメエージェントを載せています。
※以下エントリーでキャリアアドバイザーの見方(評価)を書いています。
career-gekokujo.hatenablog.com
以上です。