キャリアの下克上を狙う方々へ

3流大卒、新卒大手人材系(人材紹介業)へ就職してから、戦略的にキャリア・スキルアップし、超大手安定IT企業への転職を果たした筆者の実体験をご紹介しています

【評価の仕方】キャリアアドバイザー

こんにちは。ASです。

 

少し踏み込んで、担当となったキャリアアドバイザー(以下「CA」)を

どのような目線で見るべきか、元CAの立場から考えていきたいと思います。

 

目線は、大きく2点あります。

①「親身な」サポートか

②社内で顔が利きそうか

 

①「親身な」サポートか

 これは、別エントリーからの転載ですが、以下をお読みください。

 

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次に「②親身なサポート」です。

ここでしっかりと明らかにしておきたいのは、「あなたにとっての親身とは?」です。

まずは今のつらい状況を聞いてほしい人もいるでしょう、相談したいけどなにを

相談したらいいかわからない人もいるでしょう、具体的な情報を仕入れたい人も

いれば、情報はあるから判断の例を教えてほしい人もいます。

求めるものは様々なれど、1つ共通しているのは「相手の立場に立って考えられる

CAか?」ということです。CAはどこまで行っても個人営業の仕組みの上で成り立って

いる仕事ですので、その仕組みがどれだけ影響しないCAなのかということが一つの

視点です。

 

では、それはどんなCAなのでしょうか。それは、以下2つのタイプです。

 a)人のサポートが第一。自分の数字は第二のCA

  ・人材業界は、多かれ少なかれ、人の人生をサポートしたいという想いを

   持ったいい人たちの集まりです。その想いがとても強いCAの場合は、

   自分の数字よりも転職者のことを第一に考えます。実際に結構いますよ、

   数字を優先すれば違う案件を紹介するだろうに、というCAは。

  ・企業としては良くないかもしれませんが、人としては素晴らしいと思います。

 b)そもそも仕組みのことを考えなくとも数字が挙がる剛腕CA

  ・「数字?そんなのお客様のことを徹底して考えて仕事をすればおのずと

   付いてくるよ」という男前を地で行くCAです。このようなCAに当たれば

   転職活動は成功したも同然かもしれません。

これを見定めるのは、2つの方法があります。

 a)面談を、自分のことを話す場だけでなく、相手のことを聞く場にする。

  ・正直な話、CAは、職務経歴書がある程度できあがっている人であれば、

   10分あれば面談は必要最低限で完了させることができます。

   ではなぜ90分も120分も要するのかというと、「信頼してもらうため」

   です。単純接触効果という接触回数が多ければいいという理論と、長時間

   一緒にいれば距離が近まるという理論があるので、それを体現している

   だけです。その時間を活かしてCAのこともいろいろ聞いてみましょう。

   これまでの職業人生での経験、転職した理由、今の仕事の良い/悪い面や

   大切にしていること。これだけでいろいろわかると思います。

   誠実でないCAだと、この辺りに話が及ぶと話題を変えたがったりします

   ので、よく見てみてください。

 

 b)素直にお願いをしてみる

  ・簡単なようで実はけっこう難しい「人へのお願い」です。もちろん

   サポートの要望を明確にしておくことが必要ですが「CAさんには具体的に

   〇〇を求めています、お願いしますね」と伝えてみましょう。ちゃんと

   聞いてくれるのは良いCAです。もちろんCAも営業職なので自身の都合も

   出してくるかと思いますが、ちゃんとした人であれば、お願いした事項も

   聞いてくれる(またはないがしろにはしない)はずです。

  ・サポートの要望を相談しながら、でもいいかもしれませんね。相談の中で

   うまくCAの望むほうに話が進んでいないかはちょっと注意が必要です。

 

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②社内で顔が利きそうか

これは、かなーり成果に差が出ます。

営業担当(リクルーティングアドバイザー:RA)は、もちろんですが目線は採用企業側

100%です。そのため、CA側が応募したいと言ってもNGを出すことが多々あります。

本当にたくさんあります。”チャレンジしたいCA”と”企業側の要件を厳格に守りたいRA”

の戦いです。また、RAは求人票や、内部に保有しているこれまでの選考に関する情報

のほかにも、たとえば人事や面接官の人となりから、採用計画、雑談やオフレコで

得た本当に欲しい人材像などなど、たくさんの情報を持っています。

また、RAがしっかりと採用企業に入り込めていると、今度は”チャレンジしたいRA”と

”しょうがないなと言う人事担当”という構図ができます。面接以外のプロセスは足切り

以外の何物でもないので、この足切りをクリアできるということは、応募者にとっては

非常に大きな意味を持ちますし、これこそエージェントを通して転職活動をする意味

だとすらいえます。

 

この最大の良さを図るのは、自分の担当のCAがRAに顔を利かせられるかです。

私が見る限りでも、この点は業績に強く相関しています。完全にCAに拠ってしまう

部分ですが、ぜひチェックしてほしいと思います。

ちなみに、チェックは容易ではなく、RAが関わるお願いをしたらすぐ対応して

くれる(たとえば情報をすぐ拾ってきてくれる)、無理そうな案件に応募してくれる

(口だけかもしれないので面接まで進むと実証)、「RAから聞いたんですけど」という

情報が多い、などの方法があります。

 

 

以上です。

転職回数は関係無いです(元”中の人”の意見)

こんにちは。ASです。

 

転職活動には、噂がつきものです。

 

・転職は35歳まで

 ・1社に3年はいないと職歴にならない

 ・転職回数は20代は1回、30代以降は2回まで

 

これ、全部ウソです。いや、正確には、事象のほんの一部分を

切り取って、大きく大きく悪意を持って膨らませたもの、ですね。

 

今回は、キャリアアドバイザーの目線から見た「転職回数」について

考えていきたいと思います。

 

<回数自体に意味は無い>

「転職回数が多いと良くない」と巷では言われていますが、では

なぜ良くないのでしょう?

、、、といって負の面ばかりが挙げつらっても何の生産性もないので、

「転職回数が多いことによるメリット/デメリット」を挙げてみましょう。

 

①メリット

a)環境を変えるという大きな判断ができる

b)環境が変わっても適応することができる

c)複数の環境で同じ仕事の成果を出すことができる(同職種転職)

d)経験している仕事の幅が広い(異職種転職)

e)様々な人間関係の中での仕事を経験している

 

②デメリット

a)移り気、飽きっぽい

b)辛いこと、嫌なことがあって辞めてしまった忍耐力の低さ

c)一定期間の経験を積んでいないため能力が未熟

 

 

それぞれ、挙げるとまだまだ出てきますが、粒度を問わなければ

こんな感じかと思います。

 

メリット/デメリットの数は大した問題ではありません。

問題は各項目の「性質」です。具体的には、以下のような違いがあります。

 

①メリット

 →仕事の幅や能力、適応力など、いわゆる「スキル面」が多い

②デメリット

 →要は「気合が足りない」のような、「性格面」が多い

 

 

<転職・キャリアは「ストーリー」が重要>

つまり、セオリー通り、デメリットを抑えつつ、メリットを強調すれば、

転職回数が多いことは不利にならず、むしろ好意的に捉えられます。

実際、私が担当させてもらった転職希望者の方にも、一般的に転職回数が

多いと言われる数の方は結構いらっしゃいましたが、上記方法でなんら

問題なく良い転職先を見つけていました。

 

では、どのような対策を取るべきでしょうか。

それは、「ストーリー性」です。

 

具体的には、以下の要素が必要です。

a)転職は「メリットを高めるため」

b)そのため、「デメリット」は私に値しない

 

おそらく、どのようなキャリアでも、ある程度のストーリー性を出すこと

は可能です。それは私の数百人にお会いした経験から、ある程度は断言

しても良いと思います。

ただ、そのためには、ある程度の経験と能力が必要です。だからこそ、

私は転職エージェントへの登録をおススメしています(できれば複数)。

 

(反語ばかりで恐縮ですが)ただ、すべてのキャリアアドバイザーがそれを

できるかというと、残念ながらそうではないです。中の人時代の目線からも、

自身の転職の際に手伝ってもらったキャリアアドバイザーの方を見ても、

そう思います。

 

皆さまが良きキャリアアドバイザーに出会えることを心より祈念しています。

以下をご参考ください。

 

※以下エントリーの最後のほうにおススメエージェントを載せています。

 

※以下エントリーでキャリアアドバイザーの見方(評価)を書いています。 

 

career-gekokujo.hatenablog.com

 



 


以上です。

 

 

 

 

転職活動でまず考えるべきこと(視点)

こんにちは。ASです。

 

以下エントリーで私の自己紹介をさせていただきました。

その内容を踏まえ、「キャリアの下克上」を実現するための転職活動に

臨むにあたって、どのような視点をもって”考え、行動する”べきなのか、

まとめてみました。

 

<私の自己紹介> 

 

<転職活動の要素>

本ブログのテーマ「キャリアの下克上」に必要な要素は以下3つです。

 

①自身の進むべき方向性をある程度定める

 a)業界

 b)企業

 c)職種

②通るべき道を見つける

 ・超えられない壁を超える

下剋上を成し得る実力をつける

 ・価値のあるキャリア(経験、スキル、知識)を身につける

 

順に見ていきましょう。なお、各々はそれぞれ個別のエントリーに

まとめていますので、今回は概要やポイントへの言及に留めています。

 

①自身の進むべき方向性をある程度定める

皆さんのご年齢は今おいくつでしょうか。今日時点でも65歳までサラリーマン

の仕組みはありますので、25歳の方であればあと40年(仕組みの上では)働く

ことになります。

 

その前提に立った上で、本項目で定めたい方向性とは、具体的に以下を指します。

 

a)業界

b)企業

c)職種

 

 

順に見ていきましょう。

 

 

a)業界

業界選びは、非常に重要です。なぜなら、業界とは人一人では到底変えようの

ない大きな船のようなもので、「構造的に」様々な状況が発生するためです。

 

たとえば地方銀行は「1つの県に1つの地方銀行しかない状況になっても、

多くの地方銀行は本業(預金・融資・為替など)では赤字になる」という

金融庁の調査結果があります。これは、地域経済の規模が不足していることが

要因の一つとされており、まさに「構造的に」個人ではどうしようもない

状況です。(地方創生や金融機関合併などで対応中)

 

一方で、たとえば医療業界は少子高齢化、IT業界は世の中のIT化といった波に乗り、

一般的に好景気です。

 

当然ながら、両業界における企業の安定性、待遇、福利厚生など、そこに属する

人の人生に関わる要素に違いが出ます。

 

以下に述べるb)企業、c)職種 が同レベルだとしても、所属している業界によって

良し悪しが大きく異なるということは、キャリアアドバイザーとしての実体験から

間違いなく言えてしまう現実です。

 

ただし、業界選びは、そこまで難しくはありません。以下エントリーに詳細を

ご紹介します。

 

※工事中

 

b)企業

企業選びは、abcの3項目の中で一番変えやすい特性があります。簡単に言えば、

キャリアとストーリーがありさえすれば「転職」という方法で変えることが

できるからです。

 

この企業選びは、日々の生活にも将来的なキャリアにも直結します。

一方で、転職活動においては「求人票」という情報源はあるものの、

その実態の確からしさまで把握するのはなかなか難しいものがあります。

 

キャリアアドバイザーは、リクルーティングアドバイザー(企業担当)

から様々な情報を仕入れますが、そのすべてが求人票に書いてある

わけではありませんでした。そもそも求人票の情報を出す側の採用企業

が正直に(または正確な)情報をエージェントに伝えているかもわかりません。

 

詳細は以下エントリーにてご紹介しています。 

 

※工事中

 

 

c)職種

職種は「日々の仕事生活の満足度」に大きく影響を与えます。なぜなら、

「日々自分が実際にやること」 だからです(当たり前ですね)。

 

多くの人は、新入社員で配属された際の職種が基礎となっていると思います。 

 一方で、職種によって身に付く「スキル」や「知識」が大きく異なるため、

変えることは容易ではありません。

 

一方で、以下のように、職種転換をする方法は、いくつかあります。

1)未経験(または教育訓練を受けて)中途

2)社内異動

3)新卒で入社

 

1)について、ITエンジニアの例を挙げて以下エントリーでご紹介しています。

※2)3)はちょっと毛色が異なりますので本ブログでは取り上げていません

 

<未経験職種へのチャレンジ> 

 

career-gekokujo.hatenablog.com

 

 

②通るべき道を見つける

 方向性が決まったら、次は具体的にどの「業界」「企業」「職種」に進むべきか、

その具体的な先を見つける必要があります。

 

ただし、この際に、以下のような「超えられない壁」にぶち当たります。

a)学歴

b)社格

c)キャリア(経験、スキル、知識など)

 

具体的には、本来はc)が勝負すべき項目であるにも関わらず、

・a)b)で足切りに遭う

・c)が不足していて足切りに遭う 

といったケースです。

 

悔しいですが、これは現実にあります。私も多くの壁にぶつかりましたし、

キャリアアドバイザーとしてご支援している方と悔しい思いをしたことが

おびただしいほどあります。

 

ただし、その中にも、超えようと思えば超えられる壁は存在します。

それをきっちりと見つけて、通り抜ければ、その先には別の世界が広がって

います。これもまた現実です。

 

詳細は以下エントリーに記載していますので、ぜひお読みください。

 

<超えられない壁の超え方> 

 

下剋上を成し得る実力をつける

実力とは、以下を指しています。

a)経験(職歴)

b)スキル

c)知識

 

ここまで述べてきたように、方向性を定め、具体的に進む先を定めた後、

勝負をするのは「自分の実力」です。

 

一方で、「自分の実力」は、戦略性・計画性を持って日々臨むことで、

自分で創り上げることができます。私がキャリアアドバイザーとして一番

提供したい価値はこの点でしたし、私自身のキャリアもそのようにして

創り上げました。

 

以下エントリーでご紹介しています。

 

 <キャリアを創る>

 

 <ストーリー>

 

career-gekokujo.hatenablog.com

 


 

 

以上です。