キャリアの下克上を狙う方々へ

3流大卒、新卒大手人材系(人材紹介業)へ就職してから、戦略的にキャリア・スキルアップし、超大手安定IT企業への転職を果たした筆者の実体験をご紹介しています

キャリアの下克上の成し方

こんにちは。ASです。

 

当ブログの名前にも掲げている「キャリアの下克上」について、

以下の構造で述べていきたいと思います。

 

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下剋上とは

下剋上の成し方

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下剋上とは

そもそも、「キャリアの下克上」って、なんでしょうか?

 

それは「普通に考えると不可能なキャリアアップ/チェンジを実現すること」です。

ここまで大それていなくても「ある程度大きく変わる」ことも含むとご認識ください。

 

もうちょっと具体的に。キャリアアップ/チェンジは「社内または社外での異動」

を指します。”社内での異動”は本ブログのテーマとは異なるので、ここでは後者

である「”社外への異動=転職”においてキャリアアップ/チェンジを図ること」

定義します。

 

なお、元キャリアアドバイザーの経験からして、下剋上を成すことのできない

キャリアの現在地は存在しないと思っています。キャリアの現在地とは、今の

自分の積んできた経験のことです。どんなキャリアの現在地でも、必ず下剋上

成し方は存在します。

 

 

下剋上の成し方

では、どのようにして下剋上を成せばいいのでしょうか。以下で述べていきます。

 

a)考え方

下剋上は、簡単に言うと以下のステップを踏みます。

◇ある程度長期的な目線で、到達目標を立てる

◇正しいルート(業界/企業/職種)を通る

 

もう少し詳しく見ていきましょう。

 

◇ある程度長期的な目線で、到達目標を立てる

 「到達目標」とは、実に多様な切り口があります。

 

  ・年収

  ・働き方(勤務時間、場所、社内の雰囲気など)

  ・会社の格やブランド

  ・仕事内容

 

 この優先順位は個人の嗜好性によって大きく変わるので、本ブログでの

 言及はしませんが、重要なのは「ある程度長期的な目線で」です。

 本ブログで定義した「下剋上」を成すためには、おそらく「到達目標」が

 ある程度チャレンジングなものになっているのではないかと推察します。

 したがって、この観点から重要なのは、「到達目標には、一足飛びでなく、

 ステップを設ける」ということだと考えています。

 

 すると、多くの人が思うのが「時間がかかる・・・」ということだと思います。

 私も20代の時に、同じことを思いました。20代は大学卒業した人であれば

 8年しかなく、なにかと他人と比較してしまいやすい時期でもありますので、

 1年でも無駄にしたくない、一足飛びの方法があるはずだ、と思いがちです。

 

 ですが、残念ながら65歳まで働かなければならない人がほとんどなので、

 30代から35年あります。書いていて驚愕する長さです。この長い期間での

 キャリアの形成においては、思っているより20代での経験は「質」よりも

 「方向性」です。私が社会人になったころと今は割とベンチャーやスタート

 アップ企業がもてはやされており、「20代で主体的な経験を!」という文言

 も溢れています。

 

 しかし30代になって周りを見渡してみて、以下両名には違いがない(むしろ前者

 のほうが能力的に高い?)と強く感じています。

 ・20代を大企業で過ごした人。会社の歯車と揶揄されることもありますが、

  整った組織や仕組みの中で、大きな仕事の中の一部を担ってきた人。

 ・20代をベンチャーやスタートアップで過ごした人。主体的に、自分で

  考え、ある意味徒手空拳で仕事を回してきた人。

 

 文字面だけを見ると、明らかに後者のほうが仕事ができそうで、キャリアの

 「質」が高そうに見えます。しかし、キャリアアドバイザーをやっていた時も、

 前者のほうが評価されることが多かったように思います。

 それは、「土台がしっかりしている」「方向性がしっかりしている」という

 文言で云われることが多く、つまり「この先が見通せる」点への評価です。

 逆に言うと、「20代でやってきたこと」は、評価されなくはないですが、

 「若手」として見られるが故に、将来的な可能性に重きを置かれがちです。

 (私は現職に30歳になる年度に面接を受けましたが、「まだ30歳だしねぇ・・・」

 と言われ、「え?もう30歳じゃないの??」と困惑した記憶があります。)

 後者はいわゆる何でも屋にもなりがちで、スキル面で多様になってしまうことと、

 本人としても「軸がぶれやすい」というデメリットがあります。

 

 もちろん上記はあくまで全体感なので、企業によって目線は異なりますが、

 20代は方向性が重要というご認識をしていただければいいかと思います。

 

 

◇正しいルート(業界/企業/職種)を通る

 これこそが転職活動そのものです。目標を設定したはいいですが、

 ・そこはどこか(向かうべき先の探索)

 ・どうやって辿り着くのか(面接などの方法論)

 ・現実を踏まえてどのように折り合いをつけていくのか(目標の修正)

 ・最後どこで決断するのか(将来への第一歩踏み出し)

 などなど、深く幅広い要素があり、一筋縄ではいかないと思います。

 だからこそ、巷には転職エージェントが溢れ、転職ノウハウ本が溢れ、

 当ブログのようなWeb上での情報も溢れ、という状況になっています。

 

 私は上記のうち転職エージェントを経験し、当ブログを書いているので、

 ある程度のノウハウを持っているつもりですが、それでも今からもう1回

 転職活動をすることになったら、かなり徹底的に情報収集をすると思います。

 かつ、生の情報を、です。

 

 なぜなら、世の中の移り変わりは激しく、とくに「情報」の変化はすさまじい

 ので、最新を持っておく必要があるからです。

 一方、ノウハウなど、ある程度普遍的な要素については、現在の状況も把握

 しておく必要はあるものの、情報ほどではないと思います。

 

 先ほど述べたような「深く幅広い要素」をどう考えるべきか、次の「b)方法論」

 で述べます。 

 

 

b)方法論

では、上記で述べてきたステップを踏み、下剋上を実現するために、具体的に

どのような方法論で転職活動をするとよいのでしょうか。

 

それは、「転職エージェントを使い倒す」ことだと思っています。

 

なぜなら、根本的に彼ら/彼女らは採用企業の味方(お金をもらっているので)

ではあるものの、一方で「転職活動のプロ」であることも間違いありません。

現時点での最新の情報を、幅広く、深く保有しています。また、それらを

扱う/判断するためのノウハウも十二分に持っています。

それは元”中の人”の経験からも間違いなく言えます。特にすぐ上で述べた

「深く幅広い要素」については、経験とノウハウの蓄積とに裏打ちされた

確固たるものを持っています。

 

しかも、タダで使えます。

 

上記から、私なりの最適解は、主体性を持って、転職エージ”ェントを”使い”倒す

ことだと断言できます。(”使い”という言葉、印象悪いんですが、敢えて、です)

 

以下のエントリーで詳細を述べていますので、ぜひご一読ください。

(コメント欄で私宛の質問でも構いません)

ちなみに、留意点を2つ記載しておきます。

 

◇エージェント(キャリアアドバイザー)には、当たりはずれが多い

・上記でさんざんプッシュしたエージェントの良さですが、その度合いは

 正直キャリアアドバイザー個々人によって異なります。見極めや、ある意味

 確率論にはなりますが多くのエージェントを使ってみる、という対応は

 必要になってきます。

◇エージェントの都合もある

・エージェントは「入社してもらってナンボ」のビジネスです。つまり、

 転職者の意向にはそぐわない可能性もあり得ます。その見極めや、自分を

 しっかり持つ、という対応は必要になってきます。

 

<転職エージェントの見極め方>

career-gekokujo.hatenablog.com

 

 <キャリアアドバイザーの見極め方>

career-gekokujo.hatenablog.com

 

 

以上です。